2019年ビジネス書で一番売れた本。
それが「メモの魔力」です。
メモって簡単で、誰もが一度はしたことがありますよね。
でも、そのメモってただ書いているだけじゃないですか?
それじゃあ非常にもったいないです。
たかがメモ、されどメモ。
メモを侮ってはいけません。
メモを上手に使いこなすことができたなら、あなたの人生は間違いなく変わっていきます。
そう思わせてくれるほどメモには素晴らしい力があります。
まさにメモの魔力ですね。
ですが、本を読むのって大変ですよね。
そこで私がポイントをギュッと絞って解説していきたいと思います。
【この記事はこんな人にオススメ】
・一度は目にしたことはあるけど、内容がわからない
・本を読む時間が無い。
・メモの魔力のポイントだけでも知りたい。

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なぜ、メモを取るのか

まず、そもそもなぜ、メモを取るのでしょうか?

うーん、なんだろう?
記録を取るため?
確かに記録を取ることは、メモを取る上では大切です。
しかし、メモの本質は記録を取ることではありません。
メモとは、「記録」ではなく、「知的生産」のために取るのです。
知的生産とは例えば、ヒットしている映画を見て、ただ面白いからヒットしているんだなと思う人が大半だと思います。
しかし、そこで「なんでヒットしているんだろう?」、「どいうところが面白いんだろう」と考えてみます。
すると、「なるほど!引き込まれるストーリーだからヒットしているんだ!」てことに気づきます。
そうすると営業の仕事の時に、「商品にに引き込まれるストーリーを付け加えれば売れるかも!」という風に考えることができます。
これが知的生産です。
つまり、アイデアが生まれることが、メモを取る上で重要なものになります。
メモの本質は疑問を持ち続けること
メモをする上で大切なのが疑問を持つことです。
私は疑問を持つことが、一番重要だと感じています。
例えば、今売れている話題の商品があったとします。
普通の人なら「これが今人気なんだ。」と思って終わりです。
しかし、ここで「何でこの商品は人気なんだろう?」、「この商品にはどんな特徴があるんだろう?」と一歩踏み込んで考えてみると新たな発見が生まれたりしてきます。
ここで得た発見を自分の仕事に活かせたり、自分の商品を作る時や、商品を売りたいときにヒントになったりします。
それをメモに取って言語化することによって頭が整理され、より詳しく分析することができるようになります。
また、今まで疑問のままだったものが、メモを取り続けることによって点と点が線で繋がって疑問を解決し、新たな発見をすることができるようになります。
メモは自己分析する上でも欠かせないもの
もう一つメモを取る上で重要なものが、自己分析です。

メモで自己分析?
自己分析っているの?
自己分析というのはとても大切なものです。
著者はこの本の最も伝えたいこととして、自己分析を上げています。
では、何故自己分析が必要なのでしょうか?
例えばRPGゲームをしていたとして目的地に行くためには必ず地図が必要になりますよね?
地図がないとどこに行けばいいかわからず、さまよって無駄に時間がかかってしまいますよね。
自己分析とはゲームの地図と一緒です。
・自分が何が得意・不得意か?
・やりたいこと・やりたくないことは何か?
・好き・嫌いは何か?
これがハッキリすることで自分の目的地が明確になります。
メモ=人生のコンパス
メモはコンパスと一緒です。
自己分析をすることによって明確な価値観を見つけることができます。
あとは価値観に沿って正しい方向に向かってオールを漕ぐことができます。
いわゆる「人生のコンパス」を手に入れた状態です。
コンパス=人生の軸
人生のコンパスを手に入れるためにメモをする。
そのためには自分にとにかく「なぜ?」を問いかけ続けることが大事になってきます。
だからメモが役に立つのです。
また、こちらの記事でも価値観を見つけるためにメモをすることが重要だと書いています。
違う著者の人が、同じようにメモをする重要性を説いていますので、より信憑性が高まると思います。
メモの取り方は「ファクト→抽象化→転用」

では、ここからはいよいよメモの取り方について説明していきます。
メモの取り方の基本は、「ファクト→抽象化→転用」の流れで書いていきます。

え?
ちょっと待って!
ファクト→抽象化→転用?
日本語喋ってもらってもいいですか?
そうなりますよね(笑)
詳しく説明していくので安心してください。
まずは、ファクト→抽象化→転用とは一体何なのか簡単に説明します。
ファクト➡事実
抽象化➡気づき
転用➡具体的行動
実際に具体例を出して説明します。
あなたが会社に通勤することを想像してください。
「今日の天気は曇りか。」➡ファクト(事実)
「雲行きが怪しいから雨が降りそうだな。」➡抽象化(気づき)
「雨が降りそうだから傘を持っていくか。」➡転用(具体的行動)
これがファクト→抽象化→転用の流れになります。
抽象化→転用がメモを取る上で最重要
このメモを取る上で一番重要になるのが、抽象化→転用です。
ここがメモの本質といえる部分です。
多くのメモはファクト(事実)を書くだけで終わります。
しかし、このメモの真骨頂は抽象化→転用部分です。
抽象化は「なぜ?(理由)」、「どんな?(特徴)」と問うことで気づきを得ることが重要です。
例えば、仕事でミスをした時にただ落ち込むのではなく、「なぜミスをしたのだろう?」、「このミスの他にも過去に似たようなミスはしなかっただろうか?」
このようにその時に気づいたことをメモしていきます。
抽象化(気づき)から次に転用、つまり具体的行動に移せるものを書き出します。
先ほどのミスで言うと、「原因は○○と気づいたので、同じミスをしないように○○について対策をしよう。」、「過去に似たようなミスを多くしているので、面倒でも必ず手順通りに物事を進めよう。」
など、抽象(気づき)から転用(具体的行動)に移るステップがとても重要です。
「なぜ?(理由)」、「どんな?(特徴)」と自分に問い、そこからの気づきを具体的行動に移すことが最も重要であり、これこそがメモの本質なのです。
メモによって鍛えられる5つのスキル

メモを取ることによって鍛えられるスキルがあります。
それは以下の5つになります。
①アイデアを生み出せるようになる。(知的生産性の向上)
②情報を素通りしなくなる。(情報獲得の伝導率向上)
③相手のより深い話が聞き出せる。(傾聴能力の向上)
④話の骨組みがわかるようになる。(構造化能力の向上)
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる。(言語化能力が増す)
①アイデアを生み出せるようになる。(知的生産性の向上)
これこそがメモの最大のメリット。
前述でも詳しく書いていますので、ここでは簡潔に書きたいと思います。
事実を認識し、そこから気づきを分析、具体的行動を書き出す。
気づきの部分で「なぜ?」、「どんな?」と自分に問いかけることによって、新たな発見が生まれます。
この発見がアイデアが生み出される要因。
②情報を素通りしなくなる。(情報獲得の伝導率向上)
私たちは頭で思っている以上に情報が「素通り」しています。
例えば会社の会議があったとして、あなたは内容を覚えているでしょうか?

そりゃあ、覚えているよ…
会議というのは重要ポイントを強調して教えてくれるわけではありませんので、大切な情報を自分でキャッチする必要があります。
仮に大切な情報を3つ話していたとしても、実際にはそのうちの1つしかキャッチできていないというのが往々にしてあります。
あと2つは頭の中で全く通っていない、あるいは通ったとしてもそのまま通り過ぎてしまうということがよくあります。
その結果、情報の認識不足によるすれ違いに陥ってしまうことがあるのです。
ですが、メモを取る習慣を身に付けることによって、自分にとって有用な情報をキャッチするための「アンテナの本数」が増えます。
常にアンテナが立っている状態だと、重要な情報を漏らさずにキャッチすることができるようになります。
そのため情報が素通りしなくなるのです。
③相手のより深い話が聞き出せる。(傾聴能力の向上)
メモをすることによって相手からより深い話が聞き出せるようになります。

なんで、メモで深い話が聞き出せるようになるの?
では、例えばあなたがものすごくハマっているアーティストがいたとします。
「このアーティストのこの曲、最高だから聞いてみて!」と相手に伝えたとして、普通の人なら聞いて感想言って終わりですよね。
ですが聞いた後に、「すごい良いね!他にもおすすめの曲知りたいから教えてよ!」とさっとメモ帳を出したらどうでしょう?
めちゃくちゃ嬉しくなって、さらにどんどん教えたくなりませんか?
他にも後輩に仕事を教えている時に、ただ黙って聞いているのと、メモしながら聞いている人。
この二人なら、もっと仕事を教えたくなるのはメモを取っている人ですよね。
このように話を聞く真剣さの度合いが一緒だったとしても、メモを取るか取らないかで相手の受ける印象が変わります。
人間の心理では、もらったものは返したくなるという「返報性の原理」が働きます。
メモを取るということは、「あなたの話から、一つでも多くのことを吸収したい」という姿勢が可視化されます。
そのメモを取ってくれているという敬意に対して、「もっと教えてあげよう」という気持ちになり、実りのある会話になります。
メモを取るというということで敬意を見せ、相手もその敬意を返してくれる。
その結果、相手のより深い話が聞き出せることができるのです。
④話の骨組みがわかるようになる。(構造化能力の向上)
メモを取ることによって、その場で展開されている議論などを綺麗にまとめ上げる(構造化)ことができるようになります。
【構造化能力とは?】
議論の全体像が俯瞰で見れ、目的・話している状況などを把握する能力。
メモをするにあたって、構造化はとても重要です。

なんで、構造化が大事なの?
例えば、旅行に行くとなったとします。
その時に予算3万円以内でに収めようという風になったとしたら、まずはホテル・旅館が予算内に合うものを探しますよね。
ですが、旅行に行くということだけを切り取っていると、海外旅行のプランを考えてしまうかもしれません。
これでは計画自体が破綻しているため、旅行に行くことはできませんよね。
例えがちょっと大袈裟でしたが、メモを取る時に切り取る場所を間違うと結論もズレてしまいます。
このように構造化はとても重要なのです。
ですが、メモを取っているうちに自然と構造化能力が引き上げられます。
なぜなら、メモを取るためには「何をどこに書けばいいのか」を必然的に考えなければならないからです。
「この話はどんな内容を話しているのか。」、「会議の重要な部分はどこなんだろうか?」という風に自然と考えるようになります。
ですから、メモを取ると構造化能力が鍛えることができるのです。
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる。(言語化能力が増す)
最後に身に付くスキルは、曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力が増す)です。

これっていったいどういうスキル?
何か役に立つの?
例えば、料理の感想を求められたとします。
その時に、「うまい」、「美味しい」っていうのが普通ですよね。
ですが、これってどう美味しいのかがイマイチわからないですよね。
この時に、「見た目や香りがよく、食べた瞬間に口の中一杯にうまみがあふれ出して美味しい」と答えるともうちょっとわかりやすくなりますよね。
なんとなくはわかるけど言葉にすると難しいような曖昧な感覚・概念をハッキリとした言葉にすることができます。
メモを取るためには、頭の中にぼんやりと浮かんでいる曖昧なものを言葉に変えて、文字にしていかなければなりません。
メモをすることによって、曖昧なものを常に言葉に変えていくので強制的に言語化能力が鍛えられます。
また、言語化能力を磨くことによって、説明能力も同時に身に付くことができます。
まとめ

今回はメモの魔力に解説しました。
メモを取る理由は、「記録」ではなく、「知的生産」のためにメモを取ります。
メモを取ることでアイデアが生まれ、自己分析することがメモをするうえで最も重要になります。
メモの取り方は、「ファクト→抽象化→転用」の流れで書いていきます。
「ファクト→抽象化→転用」とは以下の通りです。
ファクト➡事実
抽象化➡気づき
転用➡具体的行動
メモを取る上で一番重要になるのが、抽象化→転用です。
「なぜ?(理由)」、「どんな?(特徴)」と自分に問い、そこからの気づきを具体的行動に移すことが最も重要であり、これこそがメモの本質です。
メモによって鍛えられる5つのスキル
①アイデアを生み出せるようになる。(知的生産性の向上)
②情報を素通りしなくなる。(情報獲得の伝導率向上)
③相手のより深い話が聞き出せる。(傾聴能力の向上)
④話の骨組みがわかるようになる。(構造化能力の向上)
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる。(言語化能力が増す)
メモというのは簡単にできるものではありますが、そのメリットは絶大です。
ただ、メモをするだけでも色々とやることがあって、めんどうだなと感じる人もいるかもしれません。
そんな人は細かいことは気にせず、とにかくメモをしてみることがオススメです。
色々と言ってきましたが、つべこべ考えずとにかく書いてみる。
勝負は、書くか書かないか。
メモを取るという行動をしなければ、何も変わりません。
メモをするために重要なことは、
・メモをできる環境を整える。
・ひたすらメモを取る。
まずはここから始めていきましょう。

以上、参考になれば嬉しいです。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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