「最近、シルフィーの座面がヘタってきてお尻が痛い……」
「コーヒーをこぼしたシミが消えないから、座面だけ新品に交換したい」
毎日愛用しているからこそ、座面の劣化は気になりますよね。
しかし、軽い気持ちで「座面 交換」と検索したあなたは、その費用の現実に驚くことになるかもしれません。
【結論】メーカー修理は高額です。
現実的な選択肢は「①カバー+クッション」「②中古への買い替え」「③新品(引き取り利用)」の3つです。
メーカー修理は「新品が買えるほど高額」になりがちで、自分でやろうにも「部品が一般向けには販売されていません」。
でも、諦めないでください。
交換はできなくても、「数千円で座り心地を復活させる裏ワザ」や「賢い買い替え術」が存在します。
この記事では、オカムラ シルフィーの座面交換にまつわる「費用の詳細」と、179cmの筆者も実践する「最強のメンテナンス術」を徹底解説します。
費用の現実:メーカーでの座面交換は46,000円〜
まず、オカムラ公式のサポート(株式会社オカムラ サポート アンド サービス)に修理を依頼した場合の費用を見てみましょう。
これは予想ではなく、公式サイトに掲載されている「概算価格」です。
| 修理箇所 | 概算費用(税込) |
| 座面の交換 | 46,000円 ~ 75,000円 |
| 背もたれの交換 | 57,500円 ~ 75,000円 |
| 肘パッドの交換 | 14,000円 ~ 28,000円 |
出典:オフィス家具の修理|株式会社オカムラ サポート アンド サービス
※上記は「東京都23区内」での参考価格です(公式サイト記載の条件に基づく)。他地域では出張費が加算される場合があります。

よんまんろくせんえん!?
え、それだけ払うなら中古の美品が買えちゃうじゃん……。

そうなんです。
部品代だけでなく「出張費」や「技術料」が含まれるため、どうしても高額になります。
また、摩耗や汚れは保証対象外(または短期保証区分)として扱われることが多く、数年使用後の座面交換は有償になるケースが一般的です。
DIYの壁:そもそも「座面パーツ」が入手困難
「じゃあ部品だけ取り寄せて、自分で交換すれば安上がりでしょ?」
そう思うのが普通ですが、ここにもハードルがあります。
オカムラの公式パーツショップや、楽天などの部品販売店をリサーチしましたが、販売されているのは以下の消耗品パーツのみです。
- キャスター(車輪)
- 肘パッド(アームレストのゴム部分)
- ジャケットハンガーなどのオプション品
肝心の「座面クッション(ウレタン部分)」は、オカムラ公式でも『座面のみの販売は行っていない』と明記されており、個人が部品だけを入手してDIY交換することは事実上できません。
つまり、DIYで交換したくても、そもそも「交換するモノ」が手に入りにくいのです。
【注意】メーカー修理依頼前に知っておくべき3つの条件
「4万円払ってでも直したい!」という方へ。
メーカー修理を依頼する前に、以下の3つの条件を確認しておきましょう。
1. 椅子を送るのではなく「出張修理」
オカムラの修理は、基本的にサービス担当者が自宅(またはオフィス)に来て作業を行う「出張修理」です。
- 日程調整が必要:平日の日中に立ち会いが必要です。
- 作業スペース:部屋の中で椅子を分解できるスペースを確保しておく必要があります。
2. 地域によって「出張費」が変わる
先ほどの「4.6万円〜」という概算は、東京都23区内を想定した価格です。
公式サイトにも記載がある通り、「都道府県庁所在地を起点とした距離」に応じて出張費が加算される仕組みになっています。
3. 修理完了まで時間がかかるケースも
修理期間は、担当者のスケジュールと「部品の在庫」に左右されます。
| パターン | 期間の目安 | 備考 |
| 最短(当日) | 即日 | 別途料金(3,080円〜)が必要。 ※基本料金への加算費用(公式HP記載)。在庫がある場合に限る |
| 通常 | 数日〜1週間 | 日程調整が必要。 |
| 在庫なし | 10日〜数週間 | メーカー取り寄せ(受注生産)となるケース。 |
シルフィーの座面はカラーバリエーションが多いため、特定の色は「取り寄せ」になるケースも多いです。
純正の座り心地を取り戻せる唯一の方法ですが、時間とコストがかかる点は理解しておく必要があります。
解決策:「丸洗い」はNG!公式推奨の対処法とは
「交換が高いなら、取り外して洗濯機で洗えばいいじゃない」
そう考える方もいるかもしれませんが、「丸洗い」は製品を痛めるため推奨されていません。
解決策:「丸洗い」はNG!公式推奨の対処法とは
【重要】座面の分解・取り外しは保証対象外になります
オカムラの取扱説明書および保証規定では、お客様による分解・改造(座面の取り外しを含む)は禁止されています。
万が一、分解によって破損した場合や元に戻せなくなった場合、メーカー保証は適用されず、すべて自己責任となります。
「交換が高いなら、取り外して洗濯機で洗えばいいじゃない」
そう考える方もいるかもしれませんが、「丸洗い」は製品を痛めるため推奨されていません。
理由:シルフィーの座面は「洗えない素材」
取扱説明書を確認すると、座面のケアについて注意書きがあります。
主な理由は以下の通りです。
- 分解の難しさ:布・クッション・土台が一体化しており、綺麗に分離できません。
- 加水分解のリスク:ウレタンを水に浸すと劣化し、ボロボロになる原因となります。
公式推奨!シルフィーを長持ちさせる「正しいお手入れ」
では、どうすれば綺麗になるのか?
取扱説明書に基づく公式のメンテナンス方法(OK/NG)をご紹介します。
【○】正しい掃除法(OK行為)
- ホコリ除去:掃除機で吸うか、軽く叩いて出す。
- 水拭き:布を水で濡らし、「固く絞って」から拭く。
※内部のウレタンに水が染み込まないように注意! - 頑固な汚れ:薄めた中性洗剤を使い、その後に水拭き(洗剤オフ)→ 乾拭き(水分オフ)を行う。
【×】やってはいけないこと(NG行為)
製品の寿命を縮めるため、以下のような行為は避けてください。
- 水浸し・丸洗い:故障・劣化の原因となるため、避けてください。
- 直射日光:樹脂の変形や布地の変色の原因になります。(※取扱説明書記載)
- ドライヤーの熱風:一般的に、ウレタンや樹脂は熱に弱いため、早く乾かすための加熱は避けてください。
【重要】いきなり拭くのはNG!「色落ちテスト」
いきなり目立つ場所を洗剤で拭くのは避けましょう。
取扱説明書でも、以下の手順で確認することが推奨されています。
- 場所選び:座面裏の端など「見えない場所」を選ぶ。
- 道具:必ず「真っ白な布」を使う。(色移りを判定するため)
- 判定:洗剤をつけた布で叩き、布に色が移らないか確認する。
【現実解①】現実は「公式カバー」なし。救世主はAmazon汎用カバー
「汚れを隠すための純正カバーが欲しい」と思って探しましたが、結論をお伝えします。
オカムラ公式パーツショップ等を確認しましたが、少なくとも「汚れ隠し目的の座面カバー」の一般販売は見つけられませんでした。
しかし、Amazonや楽天で売っている「オフィスチェア用 汎用座面カバー」で代用が可能です。
伸縮性のある素材を選べば、純正品でなくとも驚くほど綺麗にフィットします。
失敗しない「サイズ選び」の目安
シルフィーの座面幅は515mm(51.5cm)です。(※シルフィー製品カタログ「仕様」記載値より)
購入後に「入らなかった…」という失敗を防ぐため、カバー選びの際は以下をチェックしてください。
- 推奨サイズ:「幅45〜55cm対応」など、伸縮範囲に余裕があるもの。
- 形状:背もたれと座面が分かれている「セパレート(座面のみ)」タイプ。
- 固定:「ゴム入り」や「紐付き」のものを選ぶと、着席時のズレを防げます。
- 厚み:座面クッションに厚みがあるため、「厚手対応」や伸縮性が強い生地だと安心。
【×失敗例】背もたれと繋がっている「一体型カバー」や、伸縮性のない「硬い生地」はサイズが合わない可能性が高いので避けてください。
カバーの下に「薄型クッション」を仕込む
座面のウレタンがヘタってお尻が痛い場合、座面とカバーの間に「薄いクッション材」を一枚挟むのがおすすめです。
- 低反発ウレタンシート:ホームセンターや100均で入手可能。
- ジェルクッション:通気性を重視するならハニカム構造のシートもおすすめ。
これを座面に乗せて、上からカバーで締め付ければ、ズレることなく「ふっかふかの座り心地」が復活します。
【補足】可動部のメンテナンス(※注意点あり)
リクライニング時のきしみ音が気になる場合は、金属の可動部に潤滑剤を使用することで改善する場合があります。
【注意】
一般的な「クレ5-56」などの石油系溶剤を含むスプレーは、樹脂(プラスチック)パーツを劣化・破損させる恐れがあります。
必ず「シリコンスプレー(無溶剤)」など、プラスチックやゴムに影響を与えないものを選んでください。
【朗報】座面以外なら、自分で交換できるパーツがある
座面の交換は難しいですが、以下のパーツは公式ショップで購入し、自分で交換・追加が可能です。
- キャスター:フローリング用(ウレタン)など床に合わせて交換可能。
- 肘パッド:劣化したゴム部分だけを新品にできます。
- ヘッドレスト・ハンガー:購入後でもドライバー1本で追加可能です。
【現実解②・③】修理で4〜5万円かけるなら、この2択が現実的
修理見積もりの「4.6万円〜」という金額を見て、私も修理を見送りました。
冷静に考えると、同じ金額で「もっと賢い選択肢」があるからです。
【現実解②】予算重視なら「中古の美品」へ乗り換え
修理代(4〜5万円)と同じ予算があれば、中古市場で状態の良いシルフィーが手に入ります。
座面だけでなく、全体をリフレッシュできるのでコスパは抜群です。
中古購入で失敗しないために、以下の4点は必ずチェックしましょう。
- 製造年:座面裏のシールを確認(製造年が新しいほど、ウレタンのヘタリリスクが低いです)
- ガスシリンダー:座った時に「ガクッ」と沈まないか
- クッションの状態:底付き感はないか
- 保証:中古品はメーカー保証の対象外になることが多いため、保証はない前提で価格を判断する
【現実解③】面倒な処分も解決!「新品」購入で引き取りサービスを使う
「中古は当たり外れが怖い」「長く使いたい」という方は、新品への買い替えが正解です。
初期投資はかかりますが、「メーカー保証が付く安心感」が手に入ります。
さらに、専門店(Kagg.jpなど)での購入なら「不要チェアの無料引き取りサービス」を利用できる場合があり、処分の手間も一発で解決します。
よくある質問(FAQ)
- Q. 座面だけ取り外して洗えますか?
-
A. おすすめしません。シルフィーの座面内部にはウレタン素材が使用されており、水が内部まで染み込むと劣化(加水分解)や型崩れの原因になります。 取扱説明書でも丸洗いや水浸しは想定されていないため、掃除をする場合は固く絞った布での拭き掃除が安全です。
- Q. 座面を分解・取り外しすると保証はどうなりますか?
-
A. メーカー保証の対象外となる可能性が高いです。
オカムラの取扱説明書および保証規定では、お客様による分解・改造(座面の取り外しを含む)は免責事項として扱われています。 分解による破損や、元に戻せなくなった場合は、保証期間内であっても有償修理となります。 - Q. メーカー修理は「座面だけ」でも依頼できますか?
-
A. 依頼自体は可能です。ただし、オカムラでは座面単体の販売は行っておらず、訪問修理(部品交換)での対応となります。 そのため、部品代に加えて出張費・技術料がかかり、46,000円〜75,000円程度になるケースが一般的です。
- Q. 自分で座面クッションだけ交換することはできますか?
-
A. 現実的にはできません。 オカムラ公式では座面・背もたれのみの一般向けパーツ販売は行っていないと明記されています。 そのため、個人が部品だけを入手してDIY交換することは困難です。
- Q. 座面のヘタリやお尻の痛みを安く改善する方法はありますか?
-
A. はい。汎用の座面カバー+薄型クッションを併用する方法が現実的です。 低反発ウレタンシートやジェルクッションを座面の上に敷き、その上からカバーを被せることで、数千円で座り心地を改善できます。
- Q. 中古のシルフィーを選ぶ場合、何年製を目安にすればいいですか?
-
A. できるだけ製造年が新しいものを選ぶのがおすすめです。 座面裏のシールで製造年を確認し、あわせて座面の底付き感やガスシリンダーの沈みがないかもチェックしましょう。
まとめ:オカムラ シルフィー座面交換の結論
最後に、この記事の重要ポイントをまとめます。
- メーカー修理:純正品質にこだわるなら確実だが、4.6万円〜と高額。
- 現実解①:「座面カバー」+「薄型クッション」で数千円で延命する。
- 現実解②:予算4〜5万円なら「中古」、長く使うなら「新品」へ買い替える。
「コストパフォーマンス重視」なら、まずは数千円でできるカバー+クッションのメンテナンスから試してみてくださいね。
コメント