オフィスチェアを探し始めると、1万円しない椅子の隣に、30万円を超える椅子が並んでいます。
この差はいったい何に払うお金なのか。
安いもので済ませていいのか、無理をしてでも高いものを買うべきなのか。
値札の差は見えるのに中身の差が見えなくて、決められずにいるのではないでしょうか。
私は食卓の椅子で作業していた時期があり、職場では約10年座った古いクッションの椅子から、オカムラのポータムに替わりました。
自宅では約10万円のオカムラ シルフィーを、163cmの妻と2人で1年以上使っています(私は179cm)。
買う前には、有名な高級チェア7機種にも店で座りました。
この記事では、ニトリの家庭向けチェア83点と、有名ブランドの公式価格・保証を自分で調べ直して、値段で何が変わるのかをまとめました。
予算ごとに何が付いてくるかが分かれば、あとは店で座って選ぶだけです。
- オフィスチェアの値段の相場(3万・5万・10万・20万円で変わること)
- 椅子の違いが出るタイミング(座った瞬間と1時間後)
- 安い椅子がすぐへたるかを、買う前に見分ける手がかり
- 価格帯ごとに、機能と保証で見て割安な椅子
結論|相場は家庭向けなら3万円未満、専門メーカーなら4万円前後から
ニトリの家庭向けチェア83点のうち、56点が3万円未満でした(2026年9月23日・ニトリネット公式の商品ページを全件確認)。
一方、オフィスチェアを専門に作るメーカーの椅子は、公式ページで確かめた範囲では39,980円から始まり、30万円を超えるものまであります(オカムラ・ハーマンミラー・スチールケース・エルゴヒューマン・COFO公式)。
その間で、椅子の中身が変わる区切りは次のとおりです。
- 3万円未満:家具店の家庭向けが中心で、座面の高さを変えられるもの
- 3万〜5万円:専門ブランドの椅子が出てきて、座面の奥行きや肘の位置を変えられるものが増える
- 5万〜10万円:オカムラなどオフィス家具メーカーの定番の椅子
- 10万〜20万円:同じオカムラなら、座面の前傾が付き、骨組みの保証が3年から8年に延びる
- 20万円以上:肘が4方向・5方向に動くなど、いちばん細かく調整できる椅子
値段で増えるのは、体に合わせて動かせる場所と、仕事で長く座る前提の作りです。
自分にとって座りやすいかどうかは、値段では決まりません。
私はシルフィーを買ってから、機能の数で椅子の良し悪しは決まらないと実感しています。
値段の表で分かるのは、予算ごとに何が付いてくるかまでです。

オフィスチェアの値段の相場|3万・5万・10万・20万円で変わること
オフィスチェアは、3万円・5万円・10万円・20万円のあたりで、選べるメーカーと、付いてくる機能・保証が変わります。
ニトリの家庭向けチェア83点の保証欄と商品説明、オカムラ・ハーマンミラー・スチールケース・エルゴヒューマン・COFOの公式ページで確かめました(2026年9月23〜24日)。
| 価格帯 | よく付いている機能 | 保証 | 例 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 3万円未満 | 座面の高さ。2万円台からヘッドレスト・リクライニング | ニトリは1年が中心 | ニトリ OC113(9,490円)/OC525(29,990円) | 座る時間が短い人・まず安く始めたい人 |
| 3万〜5万円 | 座面の奥行き・肘の高さと向き | COFO 3年・ニトリ 5年 | COFO Chair Lite(39,980円)/ニトリ OC711(39,990円) | 毎日座るが、予算は5万円までの人 |
| 5万〜10万円 | 座面の奥行き・背もたれの角度の固定(機種による) | オカムラ 構造体3年 | オカムラ CG-M(52,300円〜・税込57,530円〜)/ポータム(79,400円〜・税込87,340円〜) | 毎日、仕事で数時間座る人 |
| 10万〜20万円 | 前傾・座面の奥行き・背もたれの角度の固定(シルフィー) | シルフィー 構造体8年・セイル 12年 | オカムラ シルフィー(107,100円〜・税込117,810円〜)/ハーマンミラー セイル(116,600円〜) | 1日の大半を座る人・1台を長く使いたい人 |
| 20万円以上 | 4方向・5方向に動く肘 | エルゴヒューマン 構造体5年・コンテッサ 構造体8年 | エルゴヒューマン プロ2(247,500円〜)/オカムラ コンテッサ セコンダ(266,500円〜・税込293,150円〜) | 予算より座り心地を優先したい人 |
※ニトリはニトリネットの表示価格(税込)と各商品ページの保証欄(2026年9月23日)。
COFO・ハーマンミラー・エルゴヒューマンは各社公式の価格(税込)、オカムラは2026年10月8日から適用される希望小売価格(税別)。
保証は各社公式。
価格は変わることがあります
3万円未満のオフィスチェア|家具店の家庭向けが中心
3万円未満は、ニトリのような家具店の家庭向けの椅子が中心です。
オカムラ・ハーマンミラー・スチールケース・エルゴヒューマン・COFOの公式ページで確かめた椅子は、いちばん安いものでも39,980円(COFO Chair Lite)でした。
ニトリの家庭向けでは、1万円未満の15点すべてが1年保証で、機能は座面の高さが中心です(2026年9月23日・ニトリネット)。
1万円未満でいちばん多くの機能が書かれていたOC113(9,490円)でも、座面の高さ(約43〜51cm)と、背もたれが前後に揺れるロッキングの2つでした。
2万円台になると、ヘッドレストやリクライニングが付いたものが増えます。
ただし保証は、同じ値段でも1年と5年が混ざります。
24,990円の椅子では、1年保証が2点、5年保証が5点ありました。
OC525(29,990円・5年保証)は、背もたれを3段階で止められ、肘とヘッドレストの向きを変えられます。
座る時間が短い人や、まず1脚用意したい人には、この価格帯で足ります。
値札が同じなら、保証欄を見て5年のものを選ぶと差がつきます。
3万〜5万円のオフィスチェア|専門ブランドの椅子が出てくる
3万円を超えると、オフィスチェアを専門に作るブランドの椅子が選べるようになります。
座面の奥行きや肘の位置を変えられる椅子が増えるのも、この価格帯からです。
COFO Chair Lite(39,980円・税込)は、座面の前後調整、3方向に動く肘、高さと角度を変えられるヘッドレストが付いて、保証は3年です(COFO公式・2026年9月24日)。
近くにオフィスチェアを座って選べる店がないなら、ニトリも候補になります。
OC709(39,990円)には座面の前傾、OC711(39,990円)には座面の前後スライドが付いていて、どちらも5年保証です(2026年9月23日・ニトリネット)。
保証の年数だけなら、ニトリの5年のほうが長くなります。
ただ、ニトリの家庭向けチェアの商品ページには「一般家庭向けの商品です。
業務使用を前提とした構造にはなっておりません」とあります。
自宅で仕事に使うなら、どんな使い方を前提に作られた椅子かも見ておくと安心です。
5万〜10万円のオフィスチェア|オフィス家具メーカーの定番
5万円を超えると、オカムラのようなオフィス家具メーカーの定番の椅子が選べます。
オカムラの保証は「通常の執務状態(1日8時間程度)」での使用が条件です(オカムラ公式)。
仕事で長く座る前提で作られていることが、この価格帯の安心感です。
- オカムラ CG-M(希望小売価格52,300円〜・税別/税込57,530円〜):座面の奥行き調整と背もたれの角度の固定がない、手頃な1脚
- オカムラ ポータム(79,400円〜・税別/税込87,340円〜):座面の奥行き調整と、背もたれの角度の5段階の固定
- スチールケース シリーズ1(79,980円〜・税込):機構やクッションなどに12年の保証
※各社公式(2026年9月23日)。
オカムラは2026年10月8日から適用される希望小売価格
同じオカムラでも、CG-Mとポータムでは付いている機能が違います。
私が職場で毎日座っているのはポータムです。
メーカー名だけで決めず、欲しい機能が付いているかを機種ごとに確かめてください。
保証の長さも、メーカーの方針で大きく違います。
オカムラのCG-Mとポータムは構造体3年ですが、スチールケースは同じくらいの値段のシリーズ1に12年の保証を付けています(公式オンラインストアで買った場合)。
10万〜20万円のオフィスチェア|前傾が付き、骨組みの保証が延びる
10万円を超えると、同じオカムラなら座面の前傾が付き、骨組みの保証が3年から8年に延びます。
- オカムラ シルフィー(107,100円〜・税別/税込117,810円〜):前傾・座面の奥行き・背もたれの角度の4段階の固定と、構造体8年の保証
- ハーマンミラー セイル(116,600円〜・税込):12年の保証
- スチールケース リープ(186,980円〜・税込):機構やクッションなどに12年の保証
※各社公式(2026年9月23日)。
オカムラは2026年10月8日から適用される希望小売価格。
販売店の実際の値段は、これより安いことがあります
20万円以上のオフィスチェア|調整がいちばん細かい
20万円を超えると、肘が4方向・5方向に動くなど、体に合わせる調整がいちばん細かくなります。
- エルゴヒューマン プロ2(247,500円〜・税込):座面の前傾と奥行き・5方向に動く肘・独立して動く腰の支えと、構造体5年の保証
- オカムラ コンテッサ セコンダ(266,500円〜・税別/税込293,150円〜):座面の奥行き・4方向に動く肘・背もたれの角度の5段階の固定と、構造体8年の保証
- ハーマンミラー アーロン(268,400円〜・税込):12年の保証
※各社公式(2026年9月23日)。
オカムラは2026年10月8日から適用される希望小売価格
一方で、保証は10万〜20万円の椅子より長くなるわけではありません。
エルゴヒューマン プロ2の構造体5年は、シルフィーの8年より短い年数です。
この価格帯で増えるのは、保証の長さより調整の細かさです。
椅子の違いは、座った瞬間より1時間後に出る
椅子の違いは、座った瞬間ではなく、座って作業を続けたあとに出てきます。
私がそれに気づいたのは、実家の椅子と職場の古い椅子でした。
お店で座ったときは良かったのに、という声は少なくありません。
「お店で試してみたときは、クッションも十分でいい感じだと思っていました」と、1万円ほどの椅子を買って1年たたずに座り心地の変化を感じた人もいます(Yahoo!知恵袋・2023年3月)。

実家のクッションチェアは、最初は気持ちよく、1時間たつと柔らかすぎた
実家には、座面も背もたれも柔らかい布張りクッションのオフィスチェアがあります。
値段は分かりません。
私はこの椅子で、1回1時間ほどの作業を5回くらいしました。
座った瞬間は、クッションが柔らかくて座り心地が良いと感じました。
ところが時間がたつにつれて違和感が出てきて、最後は「柔らかすぎて疲れるような感覚」になっていました。
背もたれも、ただ座りやすいだけで、作業に集中できる感じではありませんでした。
職場で約10年座った椅子も、体にぴったりとは言えなかった
職場では、いまのポータムに替わる前、約10年同じ椅子に座っていました。
座面も背もたれもクッションで、背もたれが低い、昔ながらのオフィスチェアです。
毎日座っていても、そのクッションの柔らかさが作業に合っているとは感じませんでした。
シルフィーに座ったとき、「こんなにもオフィスチェアとは座りやすいイスなんだ」と初めて実感しました。
店では、座った瞬間の柔らかさより、作業の姿勢で確かめる
この2つの椅子で、座った瞬間の気持ちよさと、作業を続けたときの座りやすさは別物だと分かりました。
なお、柔らかさは値段で決まるわけではありません。
オカムラの手頃なCG-Mも、シルフィーと同じ「異硬度クッション」という、場所ごとに硬さを変えた座面を使っています(オカムラ公式)。
値札を見て「安いから柔らかすぎるはず」と決めつけず、座って確かめるのが早道です。
店で座るときは、背もたれに寄りかかった瞬間の感触より、キーボードを打つ姿勢をとって、背もたれが背中のどこに当たるか、座面の上でお尻の位置が落ち着くかを見てください。
私は2回とも、ふらっと寄った家具店で、買うつもりがないまま座らせてもらえました。
試座できる場所は、こちらにまとめています。
安いオフィスチェアはすぐへたる?値段より「どこが何年保証か」を見る
すぐへたるかどうかは、買う前に保証を見るとある程度見当がつきます。
メーカーが何年もつと考えているかが、保証の年数と、どの部分に付けているかに表れるからです。
「1〜2万台のものは1年ほどでへたってしまうというのが常識ですか?」と聞く人もいます(Yahoo!知恵袋・2024年4月)。
ニトリの家庭向けチェアでは、1万円台の27点のうち23点が1年保証、4点が5年保証でした。
1年でへたるとは限りませんが、1万円台の多くの椅子は、メーカーが保証しているのが1年までです。

同じ「5年」でも、メーカーごとに中身が違う
保証の年数は、メーカーごとに分け方が違います。
| メーカー | 保証の分け方 | いちばん長い部分 |
|---|---|---|
| ニトリ(家庭向け) | 商品ごとに1年か5年 | 5年 |
| オカムラ | 外装1年・機構部2年・構造体3年 | 構造体8年(シルフィーなど17製品) |
| エルゴヒューマン | 外装1年・機構部2年・構造体5年 | 構造体5年 |
| COFO | シリーズ共通 | 3年 |
| ハーマンミラー | アーロン・セイルなど | 12年 |
| スチールケース | 機構・クッション・キャスターなど12年 | フレームなどは最初の持ち主が使う間 |
※各社公式サイトで2026年9月23日に確認。
オカムラの構造体8年は2021年1月1日以降に買った製品が対象。
スチールケースは公式オンラインストアで買った場合
表の「年数」だけを並べて比べると、見誤ります。
ニトリの5年は商品全体の年数で、キャスターは消耗品として対象外です。
オカムラは外装・動く部分・骨組みで年数が分かれていて、8年が付くのは骨組みだけです。
同じメーカーでも、私が職場で使うポータムは構造体3年、自宅のシルフィーは構造体8年と違います。
見るポイントは、「何年か」より「どこが何年か」です。
長く使うつもりなら、椅子を支える骨組みの年数を見ておくと安心です。
シルフィーは2人で1年使って、へたりは出ていない
私のシルフィーは、2024年12月に届いてから、私と妻の2人で使っています。
1年使った時点で、メッシュの背もたれにもクッションの座面にも、へたりは出ていませんでした。
気になったのはゴミや汚れが付くことくらいで、座り心地の変化ではありません。
長く使ったときの様子と保証の中身は、こちらで詳しく書いています。
10万円を超えても、自分に合う椅子とは限らない
値段が高いほど、誰にでも合う椅子になるわけではありません。
私は高い椅子を調べて座ってみて、それを何度も感じました。
「10万超えの高いオフィスチェアを買ったところ、座面が浅くて深く座れないです」という声もあります(Yahoo!知恵袋・2025年2月)。
10万円を出しても、座面の奥行きが体に合わなければ、毎日座るたびに気になります。
評判で「良い」と思った椅子でも、座ると思っていたのと違った
私はシルフィーを買う前に、アーロン・セイル・エルゴヒューマン プロ2・コンテッサ セコンダ・フィノラ・バロン・エンボディの7機種に、札幌の家具店で座りました(2023年と2024年)。
自分で評判を調べて、「このイスは良い」と思った椅子に座りに行きました。
それでも実際に座ると、思っていた座り心地ではないものがありました。
調べて分かるのは機能と値段までで、自分の体にどう当たるかは、座るまで分かりませんでした。
たとえばアーロンは、作業に特化した椅子だと感じました。
とにかく作業に集中したい人には良いかもしれません。
一方で、休憩のちょっとした時間に椅子でリラックスしたい人には向かないと思います(個人の感想です)。
高くて評判の良い椅子でも、こうして向き・不向きがはっきり分かれます。
機能の数ではなく、座りやすさで選ぶ
機能の数が、その椅子の良し悪しを決めるわけではありません。
シルフィーを買った私は、それをよく分かっています。
いちばんの価値は座りやすさで、それは座ってみないと分かりません。
値段と機能の表で2〜3台に絞ったら、あとは店で座って決めるのがいちばん確かです。
試座できる場所は、上の「椅子の違いは、座った瞬間より1時間後に出る」の最後に載せています。
迷ったら3台から考える|ポータム・シルフィー・20万円を超える2台
5万〜10万円・10万〜20万円・20万円以上から、私が座ったことのある椅子を1台ずつ挙げます。
どれが正解かは、1日に座る時間と予算で決まります。
| オカムラ ポータム | オカムラ シルフィー | エルゴヒューマン プロ2/オカムラ コンテッサ セコンダ | |
|---|---|---|---|
| 価格 | 79,400円〜(税別・税込87,340円〜) | 107,100円〜(税別・税込117,810円〜) | 247,500円〜(税込)/266,500円〜(税別・税込293,150円〜) |
| 保証 | 構造体3年 | 構造体8年 | 構造体5年/構造体8年 |
| 主な調整 | 座面の奥行き・背もたれ5段階固定 | 前傾・座面の奥行き・背もたれ4段階固定・ヘッドレストを付けられる | 前傾・座面の奥行き・肘5方向/座面の奥行き・肘4方向・背もたれ5段階固定 |
| 私の使い方 | 職場で毎日(2023年6月〜) | 自宅で妻と2人、1年以上 | 店で座っただけ(2023〜2024年) |
| 向いている人 | 背もたれの柔らかさやゆとりを求める人 | 毎日長く座る人・家族で1台を共有したい人 | 予算より座り心地を優先したい人 |
※オカムラは2026年10月8日から適用される希望小売価格(税別)、エルゴヒューマンは公式の希望小売価格(税込)。
保証は各社公式。
販売店の実際の値段は、これより安いことがあります
5万〜10万円|オカムラ ポータム
私が職場で2023年6月から毎日座っている椅子です。
座面の奥行きを変えられ、背もたれの角度を5段階で止められます。
保証は構造体3年です(オカムラ公式)。
いちばん気に入っているのは、背もたれのメッシュの柔らかさです。
背中や腰が締め付けられている感じがありません。
背もたれの幅もシルフィーより3cm広く(ポータム490mm・シルフィー460mm、オカムラ公式)、私より大柄な人にはこちらが合うと思います。
向かないのは、頭や首を椅子に預けたい人です。
ポータムにはヘッドレストの設定がなく、後から付けることもできません。
1日8時間座っていると、昼休みを過ぎたころから頭を支えてほしいと感じます。
座面が前に傾く機能もありません。
3年以上座って分かった良いところと不満は、こちらにまとめています。
ポータムの販売店ごとの今の値段は、ここから確認できます。
10万〜20万円|オカムラ シルフィー
私が自宅で2人で使っている椅子です。
ポータムに無い前傾とヘッドレストを選べて、骨組みの保証は8年です(オカムラ公式)。
私は2024年12月に、Kagg.jpで103,620円(当時の価格・税込)で買いました。
私がシルフィーを選んだのは、自分の体に合う椅子は作業のペースを落とさない、と考えていたからです。
179cmの私と163cmの妻は、背もたれのカーブをそれぞれ別の段に合わせ、妻は長い作業のときに座面の高さも合わせ直して、同じ1台を使っています。
シルフィーにしてから、30分ほどで途切れていた作業を、90分ほど休憩を挟まずに続けられるようになりました。
ただ、同じ時期に作業の中身や時間の使い方も変わっているので、椅子だけの力とは言い切れません(個人の感想です)。
身長が180cmを超える人は、買う前に座って確かめてください。
179cmの私でちょうど合っていて、これより大きいと小さく感じ始めると思います。
また受注生産なので、届くまでに時間がかかります。
販売店の案内は1〜2か月で、私のときは注文から22日でした。

1年以上使った評価は、良いところも気になるところも含めて、こちらにまとめています。
シルフィーの販売店ごとの今の値段は、ここから確認できます。
20万円以上|エルゴヒューマン プロ2・オカムラ コンテッサ セコンダ
どちらも、私が店で座って、座り心地に感動した椅子です。
エルゴヒューマン プロ2は、座面の前傾と奥行きに加えて、肘が5方向に動き、腰の支えも独立して動かせます(エルゴヒューマン公式)。
コンテッサ セコンダは、肘が4方向に動き、背もたれの角度を5段階で止められ、構造体8年の保証が付きます(オカムラ公式)。
向かないのは、予算を先に決めている人です。
シルフィーの2倍以上の値段になります。
また、私が座ったのは店での試座で、毎日使ったわけではありません。
この価格の椅子こそ、買う前に座って確かめてください。
まとめ|予算を決めたら、最後は座って選ぶ
オフィスチェアの値段の相場は、家庭向けなら3万円未満が中心で、オフィスチェアを専門に作るメーカーの椅子は4万円前後から30万円を超えるものまであります。
その間で中身が変わるのは、3万円・5万円・10万円・20万円のあたりです。
- 3万円未満:家具店の家庭向けが中心で、同じ値段でも保証が1年と5年に分かれる
- 3万〜5万円:専門ブランドの椅子が出てきて、座面の奥行きや肘の位置を変えられるものが増える
- 5万〜10万円:仕事で長く座る前提の、オフィス家具メーカーの定番
- 10万〜20万円:同じオカムラなら、座面の前傾が付き、骨組みの保証が3年から8年に延びる
- 20万円以上:肘が4方向・5方向に動くなど、いちばん細かく調整できる椅子
値段で増えるのは機能と保証で、座りやすさは座ってみないと分かりません。
予算を決めて2〜3台に絞ったら、店で作業の姿勢をとって確かめてください。
よくある質問
- Q. 1万円のオフィスチェアでも大丈夫ですか?
-
座る時間が短いなら、十分使えます。
1万円未満のニトリの家庭向けチェアは座面の高さを変えられるものが中心で、保証は1年です(2026年9月23日・ニトリネット)。
毎日数時間座るなら、3万円を超えると専門ブランドの椅子も選べるようになり、座面の奥行きや肘の位置を変えられる椅子が増えます。 - Q. 2〜3万円で良いオフィスチェアはありますか?
-
保証の長さで見分けると選びやすくなります。
この価格帯は同じ値段でも1年保証と5年保証が混ざっているからです。
ニトリのOC525(29,990円・5年保証)は、背もたれを3段階で止められ、肘とヘッドレストの向きを変えられます(2026年9月23日時点)。 - Q. 会社にあるようなオフィスチェアはいくらくらいですか?
-
私の職場の椅子はオカムラのポータムで、希望小売価格は79,400円からです(税別・税込87,340円・2026年10月8日からの価格)。
オフィス家具のメーカーは、保証の条件を仕事で座る時間で決めています。
オカムラは「1日8時間程度」、コクヨは「週40時間」の使用を想定しています(各社公式)。
家庭向けの椅子とは、想定している使い方が違います。 - Q. 中古の高級チェアと、新品の安い椅子はどちらがいいですか?
-
中古は元の値段が高くても、どれだけ使われてきたかが椅子ごとに違います。
新品なら、この記事で見てきた保証がそのまま付きます。
中古で買うときに見るポイントと、シルフィーの中古の相場は、こちらにまとめています。 - Q. ゲーミングチェアのほうが安くて機能が多いのではありませんか?
-
機能の数だけなら、安いゲーミングチェアにも多くのものが付いています。
仕事に使うときは、前傾や肘の高さなど、作業の姿勢に合わせられるかを見ます。
7機種に座って比べた結論は、こちらに書きました。 - Q. 高いオフィスチェアは何年くらい使えますか?
-
日本オフィス家具協会は、回転椅子の標準使用期間を8年としています(1日8時間程度の使用・製造年から数える)。
これは保証ではなく、点検の目安です。
仮に10万円の椅子を8年使うと、1日あたり約34円です(10万円÷(365日×8年))。

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